2003年03月05日

第9回「ノークレーム、ノーリターン」

ここでは、過去にWebサイトFakepinzにて、掲載したコラムを紹介いたします。

★第9回 「ノークレーム、ノーリターン

ヤフーオークションを見ていると、

「ノークレーム、ノーリターンでお願いします。」

といった記述によく出会う。

最近の多くの出品者は、この言い回しを便利に使っている(中古品を扱う場合が多いので、それ自体は悪くない。念のため)。
ピンズの売買を行う場合、大体のものは中古品(新古品)となるわけで、画像や説明書きから商品の状態を掴める様にして出品を行うのは当たり前のことだ。説明不十分や自分に都合の悪いことを覆い隠すために使用する言葉ではない(念のためにもう一度書いておくが、この表現を使うこと自体は悪いことではない)。

・・・このコラムは、オークションのやり方を説明する場ではないので、それら基本的なことには触れないが、不正品出品者が出品物コメント欄に掲載する「ノークレーム・ノーリターン」について触れてみようと思う。
なお、正規品の取引についてのノークレームノーリターンについては、Yahooオークション法律相談室に掲載されているので、そちらを参照してほしい。

そもそも売買を行う場合は、「売り物」の説明をしっかりと行うことが大前提である。騙して物を売っていい法律は日本にない。商品がどんなものであるかを説明した上でノークレームノーリターンと宣言する場合は、「商品に問題がなければ返品に応じませんよ。」と、言った意味である。

では、本題。
不正品、つまりフェイクやファンタジーを売買した場合は、応じられるかどうかである。これまでの回でも話してきた様に、そもそも不正品は、販売してはならないものである。両者が合意しようがなんだろうが、知的財産を侵害している品は、売ってはいけないのだ。売ってはいけない違法な物を誤魔化して販売して、返品に応じないことは勿論できないし、既に犯罪であるわけだから、売りに出した段階で、処罰されてもおかしくない。
不正品をオークションに出品して、さらに「ノークレーム、ノーリターン」云々などと書いていることは、愚の骨頂とも言えるのではないだろうか?知らなかったからで済まされる問題ではないフェイクの販売。そんな物の出品に際してにさらに、「返品には応じないぞ!騙されたお前が悪い。」と言ったふてぶてしい態度は、許せないほど面の皮が厚い確信犯なのかもしれない。
posted by ミュー at 05:50 | 旧Fakepinz